映画評 『ゴースト/ニューヨークの幻』
総合評価
★★★★☆
ええ映画じゃね。
感動して感動してもう涙腺崩壊ですわ。
久しぶりに泣いたからすっきりしたよ。
んなわけで、泣きたい人には超オススメ。
でも結構、狙って泣かせようとしてるな、と製作者側の意図が見え見えなので勘のいい人はどんどん先の展開が予想できちゃうかも。
あと、せっかくいいシーンなのに台無しになるような、冷めてしまうようなトコがある。
悪役が死んだ後に登場する地獄からの使者?みたいな黒い影は正直いらない。
ああゆうのがでてくると作品の雰囲気が一転して子どもっぽくなる。
初めのイチャイチャシーンはなかなか良かったよ。
見てるこっちが照れるw
モリ―とサムが指を絡ませて2人でろくろを回してるシーンはじわじわくるエロさが・・・。
それにしてもモリ―かわいいな。
ショートカットで目パッチリで、それでいて知的そうで、だけどカラダも凄くエロチック、みたいな。
完璧やん。
死んだサムが必死にモリーに自分の存在を伝えようとあれこれ行動するシーンは面白くもあり、切なくもある。
ただ、今でも疑問なのが、ゴーストになったサムは、なんでドアとか障害物(物理的な物質)を通り抜けることはできるのに、フツーに電車に乗ってられるんだ?
電車の床の上に立ってられないだろ。
それどころか地球の上にも立ってられないだろ。
仮にもしゴーストとなったサムに質量が与えらているのであれば、もちろん重力が働くので、地球の内部に体が沈んでいき、中心部を最高時速で通過し元いた場所のちょうど反対側に辿り着くとまた中心を通って元いた場所に戻ってきて・・・と
所謂、単振動を延々繰り返すわけで。
あ、でも地球に沈んでいかないということは、やはりゴーストには質量がないのか。
でも、訓練してサムがものに触れることができるようになれば同時にものを持つことも可能となり、仮にものを持ったとしたら、そのものの重力を受けて沈んd(ry
まぁ皆さんは純粋に楽しんで見ましょうねw
ものに触れることが可能となったサムが、カールやウィリーに反撃を繰り出すシーンは痛快。
見ていてスカッとする気分になる。
なにより感動したのが、モリーがサムの存在に気づくシーン。
見ていてスカッとする気分になる。
なにより感動したのが、モリーがサムの存在に気づくシーン。
玄関のドアを挟んでオダ=メイがモリーに中に入れるよう説得するが、モリーはなかなか信じない。
そこでサムが1セントコインをモリーの目の前に持ち上げる。
モリーは宙に浮く1セントコインを目にし、涙をこぼす。
あぁ、思い出すだけで泣けてくるやん。
あのときのモリーの表情。あの一瞬でこれまでのすべての真実を悟る。
サムがそのコインを「お守り」と、モリーに手渡す。
ここで、最初から作品を見ていた人なら、冒頭部のあのシーンが頭の中でフラッシュバックするだろう。
部屋の改装中、瓶に入った昔の1セントコインを「お守り」としてサムがモリーにあげるシーンだ。
あの時の記憶と結びついたこの瞬間、サムの霊が自分の目の前にいるということへの懐疑心を一切捨てきったモリー。
ああ、愛って素晴らしい。
ラストシーンでサムの姿がモリーにも見えるようになるトコも最高。
そのままサムは天国へ消えていくのだけれどもモリーはこの時どんな心情だったのだろうか。
何年後かのモリーの姿とか、カールが起こした事件の詳細とか付け加えても良かったのに、と思ったけど、まぁあくまで恋愛モノだからね。
作品を通して流れる音楽も実に感動的で、より一層涙をそそられる。
そのままサムは天国へ消えていくのだけれどもモリーはこの時どんな心情だったのだろうか。
何年後かのモリーの姿とか、カールが起こした事件の詳細とか付け加えても良かったのに、と思ったけど、まぁあくまで恋愛モノだからね。
作品を通して流れる音楽も実に感動的で、より一層涙をそそられる。
愛に飢えている人から愛に満たされている人まですべての人にオススメ。
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『ゴースト/ニューヨークの幻(Ghost)』
1990年作品
上映時間128分
監督:ジェリー・ザッカ―
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
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