映画評 『天使と悪魔』
総合評価
★★★★☆
う・・・うぉ~!すごいね、これ!
叫びたくなるほど衝撃的!!
見終わったときは全身がアツくて手汗もハンパなかったww
心臓バクバクでどんだけアドレナリン出てるんや!っていうくらいw
映画の凄さを改めて実感・・・。
この映画を見るとなんだか無性に人に薦めたくなるね。
何でだろう?
とにかくこれは一見の価値アリ。
特に知的好奇心旺盛な人ね。
知的な欲求が満たされる事、間違いなし!
気になる内容ですが、『ダ・ヴィンチ・コード』とは一味違った面白さ。
所々で、ホラー映画化!って思わせるグロテスクなシーンもアリ。
そうでなくても、この映画はいろんな意味での「恐ろしさ」が常について回る。
フィクションなんだけど、現実にもこういうことがあってもおかしくなくね?と思えてしまうのが、この作品の面白さ。
ストーリーは結構手が込んでてね・・・。二重構造になってんのね。
真実の表と裏というか・・・。
僕はついついカメルレンゴがバチカンを救ってそのままカメルレンゴが教皇となってハッピーエンドだと思ってたらね・・・。
まさかの大どんでん返しだったという・・・ww
クソッ!パラシュートからカメルレンゴが下りてきたとき涙を流してしまった俺は・・・
騙された~!!(笑
そして最後はカメルレンゴの悲劇で終わるという・・・。
いや~、完敗ですわ。何回も予想が外れましたわ。
この『天使と悪魔』ね、調べたら原作と映画とで随分違うみたいです。
原作のほうがもっと詳しくいろいろ描写されているようなので、ヒマを見つけて今度原作も読んでみたいと思います。
あ、あとこの作品かなり考えさせられます。
まずこの作品の軸になっている、宗教と科学の関係。
宗教と科学はとても深く結びついていて、ヨーロッパにおける科学の発展の裏にキリスト教があったというのは事実。
ガリレオやニュートンは「科学者」ではなく「自然哲学者」であったし、神の偉大さを人々に知らせるために自然の原理を解き明かそうとした。
もちろん、時には互いの妨げをすることもあっただろうが、やはりどちらが上とかではなく、両方大事なのだ。
また、僕個人としては、カメルレンゴが死んだ後の、メディアの報道の仕方も実に今の社会を風刺しているなと思った。
カメルレンゴが事件の首謀者とは知らずに英雄扱いしているメディア。
彼らはホントに物事を表面的にしか捉えず、時に、真実でないことをも真実にしてしまう。
そのくせ影響力が馬鹿デカいから、たまったもんじゃない。
まぁ個人的にはこんなところですが、ピピッと脳ミソが反応するポイントは他にもあると思います。
システィーナ礼拝堂の「Takahashi」という立て札とか監視モニターのメーカーがSONYだとか・・・。
楽しんでみてください。
あ、そういえば、出だしの欧州原子核研究機構「CERN(セルン)」には噴いてしまったww
参照→過去の日記ぶらりぶらりと
世界最大規模の加速器があってね、物理好きならだれでも知ってると思う。
いつかここで働いてm(ry
-----------------------------------------------
『天使と悪魔(Angels & Demons)』
2009年作品
上映時間138分
監督:ロン・ハワード
脚本:デヴィッド・コープ、アキヴァ・ゴールズマン
コメント
コメントを投稿