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4月, 2011の投稿を表示しています

映画評 『ゴースト/ニューヨークの幻』

総合評価 ★★★★☆ ええ映画じゃね。 感動して感動してもう涙腺崩壊ですわ。 久しぶりに泣いたからすっきりしたよ。 んなわけで、泣きたい人には超オススメ。 でも結構、狙って泣かせようとしてるな、と製作者側の意図が見え見えなので勘のいい人はどんどん先の展開が予想できちゃうかも。 あと、せっかくいいシーンなのに台無しになるような、冷めてしまうようなトコがある。 悪役が死んだ後に登場する地獄からの使者?みたいな黒い影は正直いらない。 ああゆうのがでてくると作品の雰囲気が一転して子どもっぽくなる。 初めのイチャイチャシーンはなかなか良かったよ。 見てるこっちが照れるw モリ―とサムが指を絡ませて2人でろくろを回してるシーンはじわじわくるエロさが・・・。 それにしてもモリ―かわいいな。 ショートカットで目パッチリで、それでいて知的そうで、だけどカラダも凄くエロチック、みたいな。 完璧やん。 死んだサムが必死にモリーに自分の存在を伝えようとあれこれ行動するシーンは面白くもあり、切なくもある。 ただ、今でも疑問なのが、ゴーストになったサムは、なんでドアとか障害物(物理的な物質)を通り抜けることはできるのに、フツーに電車に乗ってられるんだ? 電車の床の上に立ってられないだろ。 それどころか地球の上にも立ってられないだろ。 仮にもしゴーストとなったサムに質量が与えらているのであれば、もちろん重力が働くので、地球の内部に体が沈んでいき、中心部を最高時速で通過し元いた場所のちょうど反対側に辿り着くとまた中心を通って元いた場所に戻ってきて・・・と 所謂、単振動を延々繰り返すわけで。 あ、でも地球に沈んでいかないということは、やはりゴーストには質量がないのか。 でも、訓練してサムがものに触れることができるようになれば同時にものを持つことも可能となり、仮にものを持ったとしたら、そのものの重力を受けて沈んd(ry まぁ皆さんは純粋に楽しんで見ましょうねw ものに触れることが可能となったサムが、カールやウィリーに反撃を繰り出すシーンは痛快。 見ていてスカッとする気分になる。 なにより感動したのが、モリーがサムの存在に気づくシーン。 玄関のドアを挟んでオダ=メイがモリーに中に入れるよう説得するが、モリーはなかなか信じない。 そこでサムが1セントコインをモリーの目の前に持ち上げる。 モ...

映画評 『宇宙へ。』

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総合評価 ★★★☆☆ ん~、アツいね。実にアツい。 映画全体としては博物館で上映されてそうな感じの作品。 良く言えば、真面目で忠実な映画。 悪く言えば、面白みがない。 なんせドキュメンタリー映画なんでね。 NASAの50年の歴史と人類の宇宙への歩みを描いた作品。 少なからず、宇宙に興味関心を持ってる人なら見ていて飽きないと思うが、そうでない人は眼くなっちゃうかも・・・。 でも、できればいろんな人、多くの人に見てほしい作品でもある。 というのも、宇宙に関する基本的な知識を得られるからだ。 その手の専門家から見れば知ってて当然の知識でも、一般庶民の我々にとっては驚きの連続である。 実際この作品を見て、僕もビックリした。 自分がいかに宇宙に関して無知だったかを知ったからだ。 無知の知、ってやつですかね。 一番初めに月面着陸に成功したアポロ11号はスペースシャトルで飛び立ったのかと思ってたけど、そうじゃないんだね。 スペースシャトルが登場したのって結構最近で、それまでは鉛筆みたいな形の長細いロケットで飛び立ってたんだね。 え?常識?そうですかw あと、その時乗ってた3人の名前(アームストロング、オルドリン、コリンズ)は有名だけど、唯一コリンズは司令船に残って月の軌道上を周回してたから、この人は月には降り立ってないんだね。 まぁそもそもアポロ11号が月面着陸に成功した、ということ自体未だに謎ですけどね。 性能がファミコン並みのコンピュータを搭載してたんでしょ? よく行けたよね。 だって科学技術が著しく発展した今でも月に行くことはなかなか難しいらしいよ? 技術面でも予算面でも・・・。 それをよく40年前に成し遂げたよな。 この映画は映像もなかなか凝っていて、ロケット(スペースシャトル)が発射するシーンはかなりの迫力でついつい見入ってしまう。 スペースシャトルを背中に乗っけるジャンボジェットの映像もあって面白かった。 途中で切り離すの。 宇宙飛行士は常に危険と隣り合わせで、打ち上げ失敗による死亡者も出ている。 しかし、それでも人は宇宙を目指し続けるのだ。 「未来は臆病者ではなく勇者のもの」か・・・。 うん、いい言葉だ。 -------------------------------------------------- 『 宇宙へ。 ( Rocket Me...

抽選プレゼント

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3、4日前のお話。 お昼頃、自分宛に何か小包が届いた。 その小包にはSony Musicという印刷がされていた。 はて?何だろう。 「プレゼント在中」の文字が続いて目に入った。 むむ。ますますわからんぞ。 わしゃ、そんなもん応募した覚えは・・・ さらによく見ると「Beady Eye Mobile」の文字が! 一瞬にして袋の中身が理解できた。 あれだ、先月の頭に(受験に行く電車の中でw)ポチポチっと応募したやつだ! なにかというと、ケータイのBeady Eye公式サイトで企画されていた、特製ナンバリングTシャツ(第2弾)。 第1弾も応募したんだけれど、ダメで 第2弾もダメもとで一応応募しといたんだ! すっかり忘れていたが、まさか当たっていたとは・・・。 つくづく運というものは分からない。 急いで中を開けると、こんな紙が同封されていた。 Tシャツは深い緑色で胸の位置に「BEADY EYE」の文字が書かれてある。 なかなかカッコいじゃん。 このTシャツ20枚限定で、それぞれの袖のところに1~20までの数字がナンバリングされてるの。 僕の番号は15/20だった。 いや~、思わぬプレゼントにビックリ。嬉しいな。 LサイズにもかかわらずMサイズかっ、てくらいピチピチですが、9月の来日ライヴのときにはこれを着て駆けつけようかなと思います。 『 応募プレゼントは忘れたころにやってくる。 』 本日の僕の格言でございます。

前のブログのおまけ

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前のブログでZeppelinの「移民の歌」の動画を挿入しようと、You Tubeで「移民の歌」と検索したら、一番上にこんなのが出てきた。 ・・・。 ・・・。 えっ!? 何でこんなにあってんの?ww 世界のロックバンドZeppelinと演歌歌手の吉幾三がなんでこんなにあってんの?ww 「おらの村には電気がないっ!はっ!」ってww ひたすら爆笑。 この手の動画は結構見てるけど、このZeppelinとのミックスのやつが一番あってると思う。 この元ネタの曲、「俺ら東京さ行ぐだ」も結構聴いてるけど全然飽きないよね。 吉幾三は凄いよ、うん。

oasis 「Fuckin in the Bushes」という曲の重要性

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oasisファンであれば誰しもが知ってるとおり、「Fuckin in the Bushes」という曲は彼らのライヴになくてはならない存在だった。 (ここで過去形にしているのは、oasisはすでに解散してしまっているから) oasisのライヴは、必ずと言っていいほどこの曲から始まるのだ。 とは言っても、メンバーがこの曲を演奏するわけではない。 この曲とともにメンバーがステージに登場する。所謂、SEとかいうやつである。 この曲、聴けば分かる通り、ものすんっごくカッコいいのだ。 最初のドラムの1音が鳴っただけでシビれる(~o~) 最後の婆さんの気が狂ったように吐き出す言葉もいい。 この曲を聴くと体全身、ハートがアツくなる。 何よりもこの曲は、いろんなところで使える、とっても便利な曲なのだ。 映画にも、テレビ番組にも、スポーツイベントにも、なんでもあう! そして、その場にいる観衆を一気に盛り上げてしまう。 何回聴いてもまた聴きたくなるようなクセも持っている。 こういう曲って、いっぱいありそうでなかなかないのである。 同じ役割に近い曲として例を挙げるなら、Zeppelinの「Immigrant Song(移民の歌)」かな。 これね、聴いてみるとこの2曲ってすごく似てるんだよね。 リズム感というか曲調というか。 あっ、もしかしてノエルはZeppelinのこの曲からインスピレーションを受けたのでは・・・(・。・; そうだよなぁ、だって「移民の歌」の「ドンドコドド~ン↓」の後ろに「デンデデデデ~ン↑」を付け足せば「Fuckin in the Bushes」になっちゃうもんなあ。 真相はどうなんだろ?ノエ兄・・・。 まぁ、両方ともいい曲ってのは確かです。 こういう曲をこれからも探していきたい。 下の動画はoasisのライヴ映像。 「Fuckin in the Bushes」が鳴り始めた途端に会場のボルテージが一気に上がるのが見て取れる。 ※上の「Fuckin in the Bushes」「移民の歌」の2曲を同時にかけると凄いことになるw これぞまさしく、Noise and Confusion、ですな。

岡本太郎とレンブラント 2

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ハイ、この前の続きね~ 岡本太郎見た後、今度は上野にある国立西洋美術館に移動してレンブラントを味わいました。 岡ちゃんのほうは適度に人が入ってて割と見やすかったけど、レンブラントは思った以上に混んでて、列に並びながら館内をゆ~っくり巡ることに。 レンブラントってそんなに人気があったの?それとも上野公園へ花見をしに来た連中がついでに入って、それで混んでたの?まぁ、そんなんどっちでもいいんだけどさ。 絵を見てビックリした。 絵が猛烈にうまい。それは当たり前のことなので、まだ分かるが、何よりもビックリしたのが、岡ちゃんとのスタイルの違いよう。スケールの違いよう。 まさに正反対とでも言っていいくらい真逆な書き方をするのだ、この2人。 レンブラントの絵は細部までよく見ないと分からないくらい、ホンッとに細かい。 絵自体の大きさも手のひらサイズなのだ。 フツーに見ても小さいのに、岡ちゃんのあの馬鹿デカい絵を見た後、その小ささはなお際立っていた。 レンブラントは光と闇の魔術師?と呼ばれているらしいが、絵を見てすぐに納得した。 こやつは凄い。凄いぞ! 完璧と言っていいほど、光と闇の明暗、陰影を巧みに表現していた。 作品の中には、一見するとただの真っ黒く塗りつぶした絵のようなものもあった。 しかしそれは、「暗闇」を表現したのであって、近くで見るとその中に人影や物影がさらに暗い黒で描かれていたのだ。 しかも、闇の部分を墨汁かなんかで一気にバァッーって書いちゃえば楽なんだけど、レンブラントが凄いのは、その闇の部分のすべてをほっそーい線でみっちりと描いてしまうところ。 常人じゃあできないよ、あんなこと。 ホントに気の遠くなるような作業だもん。感服。 もちろん、そんな細々とした絵ばかりでなく、デカい油絵もいくつか飾られている。 必ずと言っていいほど学校の美術の教科書に出てくる有名な絵も、この目で、生で、見ることができた。 時間に余裕がある方は、是非こちらにも足を運んでいただきたい。 いい意味でのショックを受けること間違いなし。 「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」HP http://www.ntv.co.jp/rembrandt/index.htm できれば同じ日に、岡ちゃんとレンブラントを続けて見ることを僕個人としてはオススメします(見る順番はどちらが先でも構わない)。 ...

岡本太郎とレンブラント 1

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1,2週間前に久しぶりに美術館というものに行ってみた。 岡本太郎とレンブラント。 感想とか近いうちに書くつもりだったけれど、すっかり忘れていたので、思い出した今、書いてみようと思う。 因みに僕、美術結構好きだったりします。 あ、断っときますけど美術に関する知識はないですよw てか、美術、所謂artに、知識とか理論とかはいらないと思う。 この世界においてはすべてはFeelingだろう。 あ、あくまで持論なんでw無視して結構。 まず最初に行ったのが、岡本太郎のほう。竹橋にある東京国立近代美術館でございます。 岡ちゃん、何でも生誕100年なんだそうで・・・。 (あっ、岡ちゃんは岡ちゃんでもサッカーの岡ちゃんじゃないよw) 写真どんっ! いや~凄いね、岡ちゃんは。 線の一本一本が力強くて太い。勢いありすぎて今にも額からうねり出てきそう。 非常にエネルギッシュで、見るものをとらえて離さない。 芸術は爆発だ、という岡ちゃんの言葉は有名だけど、ほんとにその通り。 大胆なスタイルでスケールがいちいちデカい。 作品はカオスで理解しづらいものが多かったが、岡ちゃんの作品は頭で考えるのではなく体で体感するものだ、と開き直って見直してみると案外わかるようになった。 あと個人的にツボだったのがタモリと岡ちゃんが対談してる動画映像。 タモさんがあり得ないほど若くてビビった←そこかよっ(゜o゜) あ、「太陽の塔」の構想過程とかは見といたほうがいいよ。 単純そうに見えて、かなり凝ってるから。 何度も何度も下書きを繰り返し、周囲の人に反対を食らっても完成させる岡ちゃんの流儀、というか職人魂?みたいなのを感じる。 それを知ったうえで改めて見る「太陽の塔」は明らかにベツモノだから。 閲覧コースの最後には、くじ引きみたいな要領で一人一枚のカード?を貰えるコーナーがあります。 カードには、数ある岡ちゃんの名言の中からランダムに一つ名言が書いてあります。 カードは最初三角に折ってあって中が見えないようになってる。 因みに僕が引いた言葉は・・・ 結構心にズッシリ響きます。 まぁ、こんな感じですけども時間のある方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか? クソ真面目な日本人からよくこんな発想豊かなアーティストが出たな、という気持ちになること間違いありませんから。 「生誕100年 岡本太郎展」HP ...

映画評 『サマーウォーズ』

総合評価 ★★★☆☆ いや、それなりに良かったんじゃないでしょうか。 この映画はいろいろ気になってたんで、前々から見ようとは思ってたんですけどね。 時間がなくてとうとう見れなかった作品の一つだったんですけども、この前兄が見たほうがいいと薦めてきまして。 兄も僕も理系なんですけどもね、兄が言うことには、「理系なら見といて損はない」らしいですから、 そうか、それじゃあこの機会に見てみよう と思いDVD借りてきたわけですが・・・ 実際見てみると、期待以上ではなかったかなと。 まぁ、兄の薦め方が大袈裟だった、というのもありますが。 所々であまりにも非現実的すぎる(いわゆる厨二すぎる)シーンがあり、いくらアニメだと分かってはいても、幻滅してしてしまった。 そもそもキャラの設定が・・・(-_-;) あんな財力・権力・ネットワークを持ったばあちゃんってそう滅多にいないだろう? しかもその身内も・・・ 地方の電気屋にスパコン置いてあるわけないし、いくら上層幹部だとはいえ私情で自衛隊のアンテナ持ち出しちゃマズいでしょ。 最後の戦いもなんかいい加減だった。 おばあちゃんの得意としていた絵札で世界中のアカウントを取り戻すって・・・ もっとマシな案はなかったのかよ(^_^;) 探査機が家の近くに墜落してあれだけの被害で済んだっていうのもちょっと・・・ 普通だったら墜落した時点で皆、ぽぽぽぽーん♪だよ? まぁ、フィクションだからね、ね? でも、結構現実的な描写とかもあって楽しかった。 地名とか高校名とかブランド名とかはなるべく実在するものを使ったのか、そこらへんは見てるこちらとしてもリアルに作品を共感できた。 ストーリー自体もそんなに悪くはない。 ネット内でのアバターを使ったセカンドライフ、情報管理、人工知能とか将来実現してもおかしくない分野を突いてるところが面白いし、もしそれらが実現した時に実際起こりうるトラブルをネタにしてるところがいい。 機械自身が知能を持ったら、便利なことは多いかもしれないが、大きな危険も伴うということは忘れてはならない。 人間が機械に完全に管理されてしまう時代がくるのも、そう遠くはないのでは。 機械はあくまでも人間を補助するものであり、ネットも人間本来の生活をサポートするものだということを忘れてはならない。 ※作品中にこんな会話のやり取りがあり、吹き出し...

映画評 『七人の侍』

総合評価 ★★★★★ この間、伯父に会って久しぶりにあれこれ話をしていると、話題が映画の話になった。 せっかくの機会だったので、伯父に 「本当に感動する映画を探してるんだけど、何かいい映画知らない?」 と訊いてみた。 すると伯父はこう答えた 「キミが感動するかどうかは分からないけど、あれは一度は必ず見ておいたほうがいいよ」 それで薦められたのが、この『七人の侍』。 あまりにも有名どころだったのでびっくりしたが、伯父が薦めるものにハズレは少ないので、とりあえず、というか早速、近所のレンタルショップでDVDを借り、見ることにした。 感想。 正直ビビった。 黒澤明、は有名だし、この作品も有名。 僕も前々からいつかこの作品を見ようとは思っていたのだが、「白黒だからつまらなそう」、「昔の作品だからつまんなそう」、と変な固定概念を抱いていた。 が、しかし、この作品を見た後、そんな固定概念は粉々にぶっ壊れていた。 僕は世界の黒澤をなめていた。なめっきていたのだ。 やはり凄い。 まずオープニングからぶっ飛んでいる。 ドンドコドンドコ腹に轟く威勢のいい和太鼓をBGMに、黒地に白の筆で書かれたキャスト名が並ぶ。 一見すると古臭いのだが、ここまで来ると一回りしてむしろカッコよい、と感じてしまう。 オープニングが終わると荒々しい馬と武士の映像からストーリーが始まるのだが、その馬の迫力ったら、もう・・・。 フツー、白黒だと映像の美しさとか迫力とかが半減しちゃうと思うでしょ? 違うんだな。 ハッキリ言って、カラーより迫力あるし、カラーより人間の表情とかが引き立つ。 白黒だからこそ魅力が倍増する画っていうのもあるし、白黒でしか表せない表現っていうのもあるのだよ、ワトソン君。 ストーリーは単純なんだけどね、ついつい黒澤ワールドに引き込まれちゃうのさ。 だから、この本編207分もあるけど、全然長いとは感じなかったな。 役者の演技も相当上手いよね。いや、そりゃプロなんだから当たり前なんだけどさ。 一つ一つの細かい表情にもブレがないというか。 特にさ、久蔵が敵から火縄銃を2丁とってきて、それを見た勝四郎が久蔵をべた褒めするシーン。 あのときの久蔵の表情の変化とか上手いな思った。 こっちもついつい微笑んじゃう、あんな表情されたら(照 志乃もすごい魅力的だったな。 白黒だけどもの凄い美人に見えたし...

映画評 『ダウト~あるカトリック学校で~』

総合評価 ★★☆☆☆ ん~・・・、見る前には結構期待してたんだけどなぁ。 実際見たらちょっとがっかり。 ストーリー自体がなかなか前に進まず、内容が薄っぺらい印象を受けた。 もしかしてこの内容だけで終わるんじゃないだろうな?終るんじゃないだろうな?終るんじゃないだろうな?終るんじゃ・・・、 終ったああああああああ~!! てな感じ。 いや、逆にこの内容でよくここまで引き延ばしたな、と感心してしまうわ。 見た後に心に残るものもなかったな・・・。 だから、感想書けと言われてもなかなか出てこないw ★2つつけたのは、映像がきれいだったのと、教会音楽が良かったのと、フリン神父の説教がなかなか面白かったっていうのが理由です。 人を疑うということがどういうことなのか、 一応 考えさせられました。 ------------------------------------------- 『 ダウト~あるカトリック学校で~ ( Doubt )』 2008年作品 上映時間104分 監督:ジョン・パトリック・シャンリー 脚本:ジョン・パトリック・シャンリー

映画評 『スクール・オブ・ロック』

総合評価 ★★★☆☆ こりゃ、楽しいわ。 今まで結構重たい映画を中心に見てたけど、これは見るのに変な抵抗とかしなくて済む。 軽いノリでポチッと、ね。 しかも常に笑いが絶えない。 内容は単純明快で、ロックをこよなく愛するデューイがお坊ちゃま・お嬢ちゃまたちの通う進学校の教師になりきり、ロックの神髄を叩き込みバンド大会での優勝を目指す、というものだ。 見ていてストーリーの流れがわかってしまうので、普通の映画だったら退屈してしまうが、この映画はなぜか最後まで退屈しない。 その理由の一つは、恐らくデューイを演じるジャック・ブラックの演技力だろう。 たとえ役であっても、あそこまで自分の役を消化し、馬鹿になりきれる役者はそうなかなかいないだろう。 もしくは、ジャック・ブラックが本当の馬鹿か・・・。 クラシックばっか聴いていて、ロックの「ロ」の字も知らなかったお坊ちゃん・お嬢ちゃんたちが、デューイに感化され、最後は自ら積極的にバンドに関わるようになるまでの過程が実に見ていて面白い。 さらに、保護者達の変化の様子も面白い。 ロックを下品な音楽だと思い込んでいる保護者達が、保護者会でデューイが偽の教師だと知るや否や怒り爆発。 バンド大会の会場に押し寄せると、そこには激しくプレーするわが子の姿。 他の保護者にわが子のプレーを褒められ、「あれ、ロックも悪くないなぁ・・・」と思い始める保護者達の単純さww 保護者なんかね、勉強であれロックバンドであれ、わが子が目立ちさえすれば何でもオッケーなんだよ、きっと。 単純な生き物さ・・・。 あ、あとこの作品はとにかくロック好きなら誰しもが知ってるような有名ギターフレーズ、バンド名などがバンバン出てきます。 ロック好きならきっと見ていてニヤニヤが止まらないでしょう。 まぁ、一度は見ておいて損はありません。 ------------------------------------------------- 『 スクール・オブ・ロック ( School of Rock )』 2003年作品 上映時間108分 監督:リチャード・リンクレイター 脚本:マイク・ホワイト

映画評 『トゥルーマン・ショー』

総合評価 ★★★★★ ハイ、おめでとうございます。初の満点獲得作品でございます。 こちらの作品、どうやらジャンルはコメディーに分類されているようですが、はっきり言ってコメディーではありません。(どーん!!) よくよく考えると、 あえて コメディーに分類することで、この作品の持つシニカルさがより一層増すのではないかとも思いますが・・・。 まぁ、「笑い」を期待している人にはオススメしません。 ですが、フツーに見ても十分面白いし、エンディングも爽快な気分になれえるので老若男女誰でも楽しめます。 そして何と言っても、この作品はメッセージ性が強く、現代社会を風刺した作品として色々考えさせられるものがあります。 そもそも、僕がこの作品に出会ったのも、高校のとき、どこぞの模試の現代文の問題に、この『トゥルーマン・ショー』が題材として取り上げられていたからでした。 残念ながら、それがどこの予備校の模試で、その評論文の著者は誰なのか覚えていませんが、なかなか強烈な内容だったことは覚えています。 だから今回この作品を見て、その時の記憶と今の感動とが、一本の線となって結びつきました。 メディアによって作られた虚構の島で生活する、トゥルーマン。 島自体が大きなセットとなっていて、そこには約5000台ものカメラが取り付けられ、日々トゥルーマンの行動をとらえながら、その様子を全世界に生中継している。 もちろん、トゥルーマン以外の「ドラマ」の登場人物は皆グルになっていてトゥルーマンだけを貶めている。 何と言っても感動するのが、ラストシーン! 自分の身の周りの異変に気づき始めて一人ボートで島を抜け出そうとする。 しかし海の沖合の何もない場所でボートの先端が突然何かに「ブスッ」っと突き刺さる。 それは紛れもなく、巨大セットの壁。 動揺を隠せないトゥルーマンは、急いでボートの先端に駆け寄り、ゆっくり壁に手を添える。 この瞬間、トゥルーマンは全てを悟る。 ヤバい、ココ涙モノ。 でもさ、これって現実にも十分あり得る話だから怖いよね。 考えてみてよ。 生まれてこの方、何もない平凡な生活をしてきたのに、実は知らぬ間に自分が「ドラマ」の主人公だったとしたら・・・。ひぇ~! いやいや、あり得るんだよ? 誰がどこで見てるかなんてわからないじゃん。 現にイギリスのロンドンとかでは、監視カメラの数が多すぎて問...

映画評 『チェンジリング』

総合評価 ★★★★☆ チェンジリングとは、もともとヨーロッパの民話で自分の子が醜い妖精の子に取り替えられてしまうことから来た言葉だそうで・・・。 この作品は結構重たいのね。 精神病院のシーンとか子どもたちが斧で殺されるシーンとか絞首刑のシーンだとか・・・ 見てて疲れる(汗 この映画で目を見張るのはやはりクリスティン演じるアンジェリーナ・ジョリーの演技力。 いろんな表情ができるのね、ついつい見とれてしまったわい。 結局、最後の最後までウォルター少年は見つからなかったけど、生きている可能性も十分あるというだけでクリスティンは随分と救われたことだろう。 それにしても奇妙だよね、自分の息子がいつの間にか知らない奴に替わってたなんて。 現実にそんなことがあったらもう恐ろしくて恐ろしくて・・・、 とさっきまで思ってました。 今はそう思ってないのかって? ハイ、そうです。だってさっき知っちゃったんですもん。これが・・・ 実話だったっていうことを!! もうビックリですわ~。 よくできたフィクションだな~、とは思ってましたが現実にあった話だったなんてどこの誰が想像できましょうか、いいや、誰も想像できない(反語表現)。 だってさ、二つの事件がこんなうまいタイミングで起こるか、普通? それぞれの事件一つをとっても難解なのに、二つが絡み合ってるって・・・(汗 しかもこの作品の登場人物の名前がすべて実名というw ウォルターになり替わっていたアーサー少年、映画スターに会いたかったという理由だけでロサンゼルスに来たというがどうも腑に落ちなかったんですが、どうやら「継母との折り合いがつかなく遠くへ行きたかった」というのもその理由の一つらしいです。 なるほどねぇ~。 因みに、大量誘拐殺人犯のゴードン・ノースコット。その母親のサラもこの事件に協力しており、なんと5人の殺害に関与していたそうで・・・。 詳細はウィキに載ってます ゴードン・ノースコット事件 さて、実話だったということの感動はひとまず置いといて、内容を少し。 この作品を通して感じたのは、権力を持っている奴らに抗う人々の弱さ。 クリスティンは息子の捜索を何度も警察に呼びかけたが、警察は面倒な事件とみなし全く相手にしてくれない。 精神病院の先生も警察とグルになってクリスティン...

字幕版のすゝめ

実は今ね・・・『天使と悪魔』見てる (どーん!!) 昨日、借りてきたDVDで見たばっかなのに、今日地上波(土曜プレミアム)で放送してんだもん! もの凄い損した気分・・・ではありません!うふ。 なんでか?説明します。 いや、もう一度見てみようと思って地上波で放送されてるの今見てるんだけどさ。 字幕じゃなくて日本語吹き替えなんだよ!! 全くダメだね、これじゃあ! 雰囲気台無しだよ、声優さんたちには悪いけどさ・・・。 両方見た人ならすぐ違いがわかるはず そもそも吹き替えなんかやっちゃったら俳優さんに失礼でしょ!本気で演技してくれてるのに。 生の声聞けないし。 吹き替え版今見てるけど、キャラ一人ひとりのイメージもなんか変わってきちゃってる。 幻滅の嵐~!! そもそもなんで地上波になると吹き替えになっちゃうの? 確かに吹き替え版のほうが見やすくて楽ってのもあるけど、作品がもってる味を全て生かすためにも、洋画は字幕版で見るべきだと思う。 高校の頃、うちの学校に戸田奈津子さんが講演で来てくれたが、やはり同じようなことを言ってたのを覚えている。 だから皆さんも是非、字幕版で!

映画評 『天使と悪魔』

総合評価 ★★★★☆ う・・・うぉ~!すごいね、これ! 叫びたくなるほど衝撃的!! 見終わったときは全身がアツくて手汗もハンパなかったww 心臓バクバクでどんだけアドレナリン出てるんや!っていうくらいw 映画の凄さを改めて実感・・・。 この映画を見るとなんだか無性に人に薦めたくなるね。 何でだろう? とにかくこれは一見の価値アリ。 特に知的好奇心旺盛な人ね。 知的な欲求が満たされる事、間違いなし! 気になる内容ですが、『ダ・ヴィンチ・コード』とは一味違った面白さ。 所々で、ホラー映画化!って思わせるグロテスクなシーンもアリ。 そうでなくても、この映画はいろんな意味での「恐ろしさ」が常について回る。 フィクションなんだけど、現実にもこういうことがあってもおかしくなくね?と思えてしまうのが、この作品の面白さ。 ストーリーは結構手が込んでてね・・・。二重構造になってんのね。 真実の表と裏というか・・・。 僕はついついカメルレンゴがバチカンを救ってそのままカメルレンゴが教皇となってハッピーエンドだと思ってたらね・・・。 まさかの大どんでん返しだったという・・・ww クソッ!パラシュートからカメルレンゴが下りてきたとき涙を流してしまった俺は・・・ 騙された~!!(笑 そして最後はカメルレンゴの悲劇で終わるという・・・。 いや~、完敗ですわ。何回も予想が外れましたわ。 この『天使と悪魔』ね、調べたら原作と映画とで随分違うみたいです。 原作のほうがもっと詳しくいろいろ描写されているようなので、ヒマを見つけて今度原作も読んでみたいと思います。 あ、あとこの作品かなり考えさせられます。 まずこの作品の軸になっている、宗教と科学の関係。 宗教と科学はとても深く結びついていて、ヨーロッパにおける科学の発展の裏にキリスト教があったというのは事実。 ガリレオやニュートンは「科学者」ではなく「自然哲学者」であったし、神の偉大さを人々に知らせるために自然の原理を解き明かそうとした。 もちろん、時には互いの妨げをすることもあっただろうが、やはりどちらが上とかではなく、両方大事なのだ。 また、僕個人としては、カメルレンゴが死んだ後の、メディアの報道の仕方も実に今の社会を風刺しているなと思った。 カメルレンゴが事件の首謀者とは知らずに英雄扱いしているメディア。 彼らはホントに物事を表面的...

映画評 『オリバー・ツイスト』

総合評価 ★★★★☆ いや~、これ・・・いいね! 見て分かるとおり、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの不朽の名作『 Oliver Twist 』を映画化したものなんすよ。 恥ずかしながら、原作は読んだことが無いので内容は知らなかったんですけどね、本屋へ 行くと必ずこの本を目にするので毎回気になってはいたんです。 だからこの映画を見てようやく、あぁ~こういう内容だったんだな・・・、ってわかりました。 内容はね、フツーに面白い!! よっぽどレベルの高いものを求めない人なら皆が皆楽しめると思うよ。 オリバー少年の成長を描いた、 至って単純なストーリーなんだけど飽きないね、これは。 なんといっても映像がキレイ! 舞台が19世紀の激動のロンドンなんだけれどもね、建物とか景色とか雰囲気が物凄くイギリスっぽい。 イギリス行ったことないんだけどねーw あぁ、あの感じ好きだなぁ。 真夜中の霧に包まれたロンドン橋でナンシーとブラウンロー氏が会うシーンも好き(映像が)。 いかにもロンドン!!的な要素が満載なわけで・・・そういった意味では、イギリス好きな人にはもってこいの映画でしょう。 僕ぐらいのイギリス好きになってくると、ストーリーそっちのけで映像だけでも何回も見れますww ラストシーンが結構泣ける・・・ 実際には泣かなかったけどねー。わはは。  ←相手にしないで下さいw なんか『Always 三丁目の夕日』のラストシーンに似てるし、結果は違えど、実際どちらも似たような感動に襲われる。 オリバーはなんで最後にフェイギンに会おうとして、さらにフェイギンのもとを後にしながら涙を流したんだろう? だって、フェイギンはオリバーを悪党に導き、殺そうともした極悪な野郎だぜ? まぁ少なからずオリバーを飢えから救ったが・・・ はっ!! まさかオリバー、その恩をずっと忘れずにいて、そのお礼をしに行ったのか? なんていい奴なんだ、オリバー!!泣 ハイ、そうなんですよ、このオリバー、とっても純粋無垢でかわいい奴なんですよ 甘いルックスでブラウンロー紳士からも好かれ、養子に。 貧しかった救貧院の頃には想像もできなかった贅沢な暮らしを。 くぅ~、うらやましい奴だぜ。 顔が良かったからいい方向へ話が進んだものも、もしオリバーがゲソだったら・・・ ね?恐ろしいよね?(笑 でも、最終的にオリバーはブラウン...

映画評の説明

さぁ始まりました、皆さんお待ちかねの新コーナー、映画評!! (別に待ってないし。そもそもコーナーって・・・汗) 実はね、、大学なかなか始まらんのですよ。 震災の影響をもろに受けちゃいまして。 (まぁ自然災害だから誰も何も責められないんだけども) 5月まで空白の時間ができてしまったので、何かこの時間で有効なことをしたいと思って考えていたんです。 本当ならば、現地に行ってボランティアしたいんだけども明らかに今の僕は無力だし、作業員の足を引っ張るだけだなと思い、自宅でおとなしく待機していることに決めました。 で、先日風呂の中でふと、 「そういえばこれまで十数年生きてきて本当に感動した映画に出会ったことって一度も無いな・・・」 「何の映画好きなの?って訊かれたら、答えられないな・・・」 と思いましてね。 そうだ、マイ・ベスト・映画を見つけようじゃないかという考えに至りました。 世間に知られる名作も、そうでない作品もいろいろ見てみようと思います。 で、早速近くの店で、映画DVD5本借りてきました。 映画などは娯楽の一種でありますからこのご時勢に不謹慎だとは思いますが、その辺はお許しを。 真面目な映画も借りてきたんで、勉強の意味でも見させていただきます。 映画評について。。 その映画のあらすじは省かせてもらいます。 そのほうがいいでしょ? あらすじなんて誰だって見ればわかるし。 これから見るであろう人の邪魔になっちゃうし。 だから基本的に感想みたいなのを書いていこうと思います。 あとその映画の得点を五つ星で表してみようと思います。 第一回目は『オリバー・ツイスト』。 次回書きます。

ねぇ、学歴ってそんなに大事かね?

最初に断っておきますけど、僕は別に受験に失敗したわけでもないし、大学にコンプレックスを抱いているわけでもありません。 ただただ、普段の生活の中で感じたことを書いているだけなので、そんな真面目に読まないで下さい。 ------------------------------------------------------------ 韓国はかなりの学歴社会で、それゆえ受験の時期になると、物凄い受験戦争が繰り広げられる。 国民性なのかな、受験に遅刻しそうになるとタクシー代わりに警察を呼んで受験会場まで乗っけてってもらえるそうだ。 勿論受験シーズンオンリーのサービスらしいけど。 お隣さんではどうやら、学歴がその人の今後の人生をかなり左右するらしい。 じゃあ日本はどうなの? まぁ、昔に比べればそこまで学歴重視、ってわけじゃないみたいだけど、それでもまだまだ学歴主義な部分もたくさん残ってるよね。 確かに、学歴はその人の実力を調べるときには、ある程度の目安になると思うよ。 でもそれはあくまでも目安であって、それでその人の実力が調べつくせるか?と訊かれると、答えは勿論、ノー、だ。 難関大学に入れる実力を持っているにも関わらず、家庭の事情とかでワンランク下の大学に入る人もいるし、全く実力が備わっていないのに、マグレで自分の実力以上の大学にたまたま受かる人もいる。 それに、いくら机の上の勉強ができたからって、人とコミュニケーションが取れなかったら無駄だし、一般常識が身についていなかったら、むしろそいつは低能だろう。 ホントに頭がいい人は学歴なんていうちっぽけな肩書きに頼らずとも、自信をもって生きていけるし、常に謙虚な姿勢を忘れることが無い。 人の意見にも素直に耳を傾けるから、どんどんどんどん色んなものを吸収し、どんどんどんどん大きく成長する。 今は大学全入時代といわれているが、ねぇ、なんでみんな大学入るのかなぁ。 だって、大学入って、自分のため、社会のためになることを何も学ぼうともせずに、ただただ遊びほうけている奴だって山ほどいるわけでしょ? だったら大学いかなくていいじゃん。そうでしょ? 大卒じゃないと採ってもらえない職業とかあるけど何でなの? 実力が備わっているのであれば、大卒じゃなくてもいいじゃん。 組閣の時とかも新聞を見る...