他愛もない独り言

独語の授業が楽しい。

英語以外の第二外国語を習うとなると相当きついだろうな、と思っておったが実際やってみると楽しい。

独語は基本的にローマ字読みの発音をするので、中国語のように発音で苦労する、ということはないのよ、ふふ。

しかしところがばってん、独語は名詞を覚えるのに非常に苦労するのです。

独語の名詞には、男性名詞・女性名詞・中性名詞の3通りがあり、それぞれによって名詞につく冠詞が異なるのであります。
男性名詞ならder~、女性名詞ならdie~、中性名詞ならdas~というように。

さらに、名詞は1格、2格、3格、4格それぞれで形が異なり(大抵はそう変わらないが・・・)、単数か複数かでまた形が変わるのでございます(そんなに大きな変化はないが・・・)。

つ・ま・り!!
1つの名詞に対して、4(格変化)×2(単・複)=8つの形を覚えにゃならんわけです。。。
ぽぽぽぽ~ん!!!!

やっと独語好きになれたのに。
ここにきてのまさかの挫折か?(笑)


そんな僕のマイナスオーラを察してか(たぶん違う)、先生が面白い例文を出してくれた。
面白いというか、ひたすら下らない。。
いや、ホントに「下」らないのだが。。


"Ich fumbarte der Unchi."

黒板に書かれたその文章を怪訝そうな顔つきでひたすら睨む生徒一同。

「キミ、これ発音してみて。」
先生が僕に向かって言う。
やばい、、指されちまったよ、ご指名承っちゃったよ。

いや、独語でしょ?
大抵はローマ字読みでしょ?
えっ?ちょww
これ、、、発音するの???
女子もいるのに(泣)

その文章を発音するのは非常に躊躇われたが、僕は勇気を振り絞った。

「いひ、ふんばるて、でる、う、う、、、うん、、ち、、、?」

先生、笑みを浮かべて、そうだ、という。
「イッヒ、フンバルテ、デル、ウンチ!」



そう、完璧な「下」ネタ。
もちろん、こんな文章通じないし、fumbarteやUnchiという単語も存在しない(-_-;)

先生曰く、旧制高等学校の連中もこの例文を覚えて遊んでた、というから、相当昔からある例文なんだろう。

まったく・・・旧制高校の連中め、こんな文章つくりやがって。
おかげで恥じかいちまったじゃん!

みんなの前で発音させる先生も先生だけど。

しかし、今の学生も昔の学生も、大してやってることは変わらないんだね、ふふ。


うん。
うちの独語の先生はなんか、いろいろぶっ飛んでて面白い。
そこら辺の教授にない魅力をいっぱい持ってる。

うん、フツーに好きだな。
恥かかされたけど。
人として憧れるな。

時間かかってもいいから独語マスターしたいな。

ちょっくらfumbarteみるか!

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