帰省ついでにがっつり観光(2)〜行田編〜
帰省ついでにがっつり観光(1)〜奥日光編〜の続き.2日目は埼玉の行田にある埼玉古墳群と忍城を訪れたので,観光した感想について書くことにする(ほとんどは自分の日記から転載).
2日目,行田を訪れた.埼玉古墳群はやはり埼玉県民として見ておいたほうがいいだろうし,忍城は『のぼうの城』を観てから興味を抱いていた.
埼玉古墳群を見るにあたり,田舎にありそうな小さな古墳をイメージしていたのだが,想像よりも断然大きくて驚いた.丸墓山古墳など,一つの小高い山のようだった.丸墓山古墳は,石田三成が忍城を水攻めする際に陣としていた場所であり,忍城と埼玉古墳群は密接に関係していることがわかった.桜が綺麗に咲いており,古墳の風景とよく合っていた.
稲荷山古墳も綺麗な前方後円墳で感動した(私にとって初めて生で見る前方後円墳である).
一通り古墳を見て回った後,博物館に寄った.古墳から発掘された様々な土器・鉄器類が展示されていた.注目すべきはかの有名な稲荷山出土鉄剣だ.初めに発掘された時には錆びていて他の鉄剣と区別がつかなかったようであるが,X線のCTスキャンの結果,金文字が刻まれていることがわかり,錆びをとったらしい.文字は金を埋め込んで作ってあるので,錆を取った際にも文字が取れることはなかったという.今は錆びないように窒素で満たされたアクリルケースの中に丁重に保管されて展示されている.歴史の教科書の写真で見た,あのままの鉄剣で,感動した.ふと,気になっていたことがあり,学芸員に「埼玉県の名前の由来はこの埼玉古墳ですよね?だとしたらなぜ”さきたま”ではなく”さいたま”なのですか?」と尋ねた.「先生」と呼ばれる人が来て,説明してくれた.昔,埼玉(さいたま)郡に埼玉(さきたま)村があり,そこにあった古墳が埼玉(さきたま)古墳群である.県名を決めるときに,一番大きな郡の名を借りようということになったらしく,当時一番大きな郡であった埼玉(さいたま)郡の名前を取り「埼玉県」となったという.埼玉郡と埼玉村で読み方が異なっていた理由についてはその「先生」もわからないらしい.「じゃあ埼玉県の名前の由来は埼玉古墳群とは直接関係してないんですね」「そうです」なるほど勉強になった.
埼玉古墳群を一通り見学した後,忍城へ向かった.忍城は思っていたよりも小さくコンパクトな造りだった.城壁の綺麗な白と桜の薄紅色,松や杉の濃緑が美しく調和していた.忍城は,守りやすく攻めにくい,難攻不落の名城で有名だったらしいが,その造りや反りたった石垣を見るに納得である.
2日目,行田を訪れた.埼玉古墳群はやはり埼玉県民として見ておいたほうがいいだろうし,忍城は『のぼうの城』を観てから興味を抱いていた.
埼玉古墳群を見るにあたり,田舎にありそうな小さな古墳をイメージしていたのだが,想像よりも断然大きくて驚いた.丸墓山古墳など,一つの小高い山のようだった.丸墓山古墳は,石田三成が忍城を水攻めする際に陣としていた場所であり,忍城と埼玉古墳群は密接に関係していることがわかった.桜が綺麗に咲いており,古墳の風景とよく合っていた.
稲荷山古墳も綺麗な前方後円墳で感動した(私にとって初めて生で見る前方後円墳である).
一通り古墳を見て回った後,博物館に寄った.古墳から発掘された様々な土器・鉄器類が展示されていた.注目すべきはかの有名な稲荷山出土鉄剣だ.初めに発掘された時には錆びていて他の鉄剣と区別がつかなかったようであるが,X線のCTスキャンの結果,金文字が刻まれていることがわかり,錆びをとったらしい.文字は金を埋め込んで作ってあるので,錆を取った際にも文字が取れることはなかったという.今は錆びないように窒素で満たされたアクリルケースの中に丁重に保管されて展示されている.歴史の教科書の写真で見た,あのままの鉄剣で,感動した.ふと,気になっていたことがあり,学芸員に「埼玉県の名前の由来はこの埼玉古墳ですよね?だとしたらなぜ”さきたま”ではなく”さいたま”なのですか?」と尋ねた.「先生」と呼ばれる人が来て,説明してくれた.昔,埼玉(さいたま)郡に埼玉(さきたま)村があり,そこにあった古墳が埼玉(さきたま)古墳群である.県名を決めるときに,一番大きな郡の名を借りようということになったらしく,当時一番大きな郡であった埼玉(さいたま)郡の名前を取り「埼玉県」となったという.埼玉郡と埼玉村で読み方が異なっていた理由についてはその「先生」もわからないらしい.「じゃあ埼玉県の名前の由来は埼玉古墳群とは直接関係してないんですね」「そうです」なるほど勉強になった.
埼玉古墳群を一通り見学した後,忍城へ向かった.忍城は思っていたよりも小さくコンパクトな造りだった.城壁の綺麗な白と桜の薄紅色,松や杉の濃緑が美しく調和していた.忍城は,守りやすく攻めにくい,難攻不落の名城で有名だったらしいが,その造りや反りたった石垣を見るに納得である.
コメント
コメントを投稿