顔は宇宙だ。

この前、仙台駅前を歩いていたらPARCOの入り口に岡本太郎の作品だと一目でわかる置物が置いてあった。 どうやらPARCOで岡本太郎生誕100年を記念した企画展が開かれているようだ。 PARCOの壁には岡本太郎の旗も立っていた。 今年4月に東京国立近代美術館で太郎の作品を鑑賞してきた俺としてはスルーするわけにはいかない!(参照 『岡本太郎とレンブラント1』 )と思い、普段はタワレコ目的でしか中に入らないPARCOへと足を踏み入れた。 一体どこのスペースでやってるのか不明だったが置物に4Fと書かれていたことを頭の片隅から引っ張り出し、エスカレーターで4Fへ向かった。 婦人服売り場か? 男一人でこういうところに来ると、周りの空気が自分をその場から排除しようとしている事をまじまじと感じる。 別の階に逃げたい気持ちを抑えつつ、企画展が行われているスペースを全力で探す。 意外とすんなり見つかった。 企画展の規模は想像していたよりも小さく、入り口での仰々しい宣伝とのギャップを感じた。 受付口に岡本太郎のことなど全く知らない然とした若い男性2人が立っている。 きっと夏休みのバイトかなんかだろ。 金を要求された。 まさか入場料を取られるとは思ってもいなかった。 まぁ、200円だったので惜しみもなく出したけども。 (入場料:一般300円、学生200円、小学生以下無料) 早速中に入ってみた。 岡本太郎とピカソの2ショット写真なんかが貼ってある。 次に「顔」をモチーフにした作品の数々。 壁には撮影OKのマークがあったけど、撮るのはやめた。 太郎の作品はその場で見るから意義があると思うから。 薄っぺらい写真に残しても何も心を打つものが伝わってこないと思うから。 …ごめん、嘘。 本音は、ただ面倒くさかったからなのさ。 スペース最後のほうには太陽の塔の構想だとか、太郎に関する映像などが流されていた。 全体的にみると東京国立近代美術館の内容を50分の1くらいに圧縮した感じ。 入り口から出口まであっという間だったけれど、見る価値はあると思う。 入場料200円は妥当か。 あ、お約束で。 展示スペース出口に箱が置いてあって、くじ引きみたいな感じで太郎の言葉が書かれた紙を1枚引けるの。 俺が引いた言葉は うん、ここまでバッサリ言われると気...